造成工事費の上昇について

リビング椿は、不動産売買仲介業をメイン事業
として不動産会社です。
昨今は、売主様からの買取相談が多い為、結果的に
弊社が売主様より直接に買主として買取(仕入)を
させて頂き、売主として販売商品を完成させて、
販売させて頂く物件が増えております。
そんな中、弊社が買取転売事業に取り組みする中で、
最も多い商品種別は、分譲宅地のような土地売却
ですが、最近感じるのは、工事原価の上昇により、
以前よりも粗利益を確保させて頂く事が難しくなって
いる事です。
食品のように、生活に必須な商品は、原価が増えた分
だけ、価格転嫁をして販売する事が可能ですが、
地方圏の宅地販売において、建築費が大幅に上昇して
いる中で、土地価格も原価上昇分だけ価格上乗せ販売
する事がかなり難しくなっていると感じます。
そうなると立地が人気地区もしくは希少性のある宅地
ならば、価格転嫁の販売は可能ですが、郊外の物件に
ついては採算が合わない為、取り組みする事が難しく、
今後は分譲宅地物件は少なくなるかも知れません。
人気エリアと比較して、買主様が減少傾向にある事も
大きな理由です。
リビング椿も民間企業になりますので、粗利益の確保
できないプロジェクトは、参画する事ができませんので、
今後の宅地分譲事業については、工事原価もしっかり
考慮し、シビアな視点が必要になってきます。
物を作って販売する、製造業の厳しさを痛感する
この頃です。
大西 晋平




























