個人経営飲食店経営の難しさ

食べる事が好きな私は、勤務中の昼食は、行く先々
の飲食店で済ませる事が多いです。その愛すべき
飲食店がピンチをむかえております。
最近、巷のニュースで流れるとおり、材料費、光熱費、
人件費の高騰によって、メニュー価格を値上げしないと
やっていけない事はは致し方ないと思っております。
しかし厳しい話ですが、個人経営の飲食店については、
昔からの固定客、ファンを作っているようなお店でないと
今後ますます個人経営の飲食店は淘汰されてしまう
のではないかと危惧しております。
最近は松山市内においてもラーメン屋さん、ケーキ屋
さん、焼肉屋さん等、廃業の話をよく耳にするように
なりました。
また、廃業とはならなくても、店舗数の減らして経営の
合理化を進められるケースも増えております。
日本の飲食店は、外国と違いそんな高額代金を支払わ
なくても美味しいお店が沢山あったのですが、さすがに
現在のペースで製造原価が高騰してしまうと、食事代金
を値上がりし続けるしかないですが、あまりに食事代金が
上昇してしまうと、お客様も高頻度で通う事ができなく
なり、総客数に影響が出てしまいます。
特に今後は、人件費が高騰していくと思われますが、
大手飲食店の場合は、タブレット注文や券売機等の
設備投資を行い、従業員数を抑える事で損益分岐点
抑える戦略を取れますが、個人経営の飲食店は、美味
しい料理は作れても、設備投資をしていく事はなかなか
出来るものではなく、経営の厳しさに直面します。
それに加え、その料理人さんだからこそ出せていた
お店独自の味を継承していく事も、年齢の高齢化が
進むと引退される事になりますので、個人経営飲食店
の廃業が今後ますます進みそうで悲しいです。
弊社も中小零細企業で人の事を言えた立場ではありません
が、飲食店に限らず、あらゆる業種で同じような経営危機に
直面し、廃業かもしくはM&Aが進んでしまう事になり
そうです。気が付けば、同じお店ばかりの世の中になる
のは寂しい限りです。
大手飲食チェーンでは食べれない、独自の味が失われて
しまう事は食文化の喪失ですので、なんとか頑張って
頂きたいと思うこの頃です。
大西 晋平




























